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「へぇ、、高広の元カノ、、近くで見たらなかなか可愛いじゃん」
文香のブースに、かつての交際者、須藤高広とその連れ合いが腰を下ろす。
「ああ、、俺も好みだよ、、文香ちゃん、って言うんだよね?」
「、、は、はい」
繁々と高広と三人の男は文香に視線を向ける。
さっき、、自分は裸で、しかも「行為中」のところをこの連中に見られていた。
高広はともかくとして、、自分の裸を見た男たちを前にして、文香は平常心でいられなかった。
三週間で幾分かは、男に肌を見せることに慣れつつはあった。
「赤の他人」だと割り切れば、、「仕事だ」と割り切れば何とか耐えることが出来るようになりつつあった。
しかし、高広の、、「知り合いの知人」となるとやはり恥ずかしい、、、
今日の文香は、清楚系を象徴するような白のブラウス、店の方針で敢えてインナーを付けていないので黒系のブラは透けて見え、男たちの視線を集める。
ダーク・ベージュの、長めのスカートが、文香に気品を感じさせる。
男は、文香のような純真そうな女の子を汚したがるものだ。
「じゃあ、、文、、上の部屋に行く?それともここでもいいのか?」
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