仁志によって何とか事務所の更衣室まで運ばれた文香だが、、、
ソファに横たわったまま立ち上がれない。
今回は殆ど脱がされておらず、ブラウスのボタンは既に私の手で閉めた。
ブラはズレたままのはずだが、、、それにショーツもつけていない。
まだ呼吸も整わない文香に、
「仁志くん、、私が送っていくから」
あまり男性に見せたい姿ではない。
「わかりました。フロアに戻らないといけないので」
「ま、、待ってくださいっ」
部屋を去ろうとする仁志を文香が呼び止める。
「、、私、着替えたらすぐ戻りますから」
文香は「続行」の意思を仁志に告げるが、
「無理だよ、文香ちゃん、、その様子じゃあ、、、」
「だ、大丈夫ですから、、
今日は二組以上こなす、って決めてたんです」
やっとのことで体を起こし、ソファにもたれかかる。
「駄目だからね、文香ちゃん、、、そんな状態で座っててもさすがに誰も君に声掛けよって思わないよ」
仁志の厳しい指摘に文香は何も言えなかった。
「じゃあ麻由さん、、お願いします」
頼もしいマネージング振りに感心している私の横で、文香はまた泣いていた。
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