あれから二日が過ぎ、、文香の「二度目の勤務日」がやってきた。
通常、「連勤」はない。女の子のカラダが持たないからだ。私も経験したことだが、連勤などしたらカラダが動かなくなる。一回の勤務を終えたあとでも、相手にした男性の数次第では、翌日起き上がれないほどだ。
「文ちゃん、、来ますかね?」
仁志は心配しているようだ。
「大丈夫だと思うよ」
私の返事と同時くらいに文香がやってきた。
「お疲れ様です。オーナー、仁志さん、今日もよろしくお願いします。麻由さん、連日で申し訳ありません」
やはり若いカラダは回復も違うようだ。しっかりとした挨拶に加えて私への配慮まで、、、
前回は「相手は一人だけ」、と決めていた真壁が、今日はいよいよ「場合によっては複雑で、そしてSMデビュー」をプランしているらしい。
そこで「もう一日居て欲しい」と頼まれた。
前回は、ベテランの手慣れた男性でよかったが、夫が言うには、
「あれは恐らく『仕込み』だろう」と。
あとで判ることだが、夫の予想通りで、真壁さんの知り合いをわざわざ東京から来てもらっていたらしい。
あの男性曰く、
「いい子だったよ、、、あんなに純情そうなのにリアクションがいやらしい」
と、、褒めてるのだろうが、、、
「文ちゃん、ご苦労様。どう?体調は?」
「はい、大丈夫です」
「ならよかった。じゃあ打ち合わせだけど、、、」
今日の真壁からの指示は、まず個席でなく今日はブース席に着くこと。で、可能なら「複数での行為」と「SM」を受け入れるように、とのことだった。
前述では、両方文香には「経験」のあることらしい、、、が、今回は「大勢の見てる前で」の行為になる、、
「いけそうかな?文ちゃん?」
「はい、、、未だ恥ずかしいですが、もう既に皆さんにもみっともない姿を見せてますから、、幾分かはマシです」
優等生らしい、かつ気丈な返答だった。
文香はまた新たに用意された衣装に着替えるため、更衣室へ向かった。
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