まったく、、、6つも歳の下の女の子の前で、、、えらい恥をかかされた。
衣服の乱れを直し終えて、私はようやく文香のほうを見た、、、
泣いていた。
「、、大丈夫?文ちゃん」
とはいえ声を上げて泣き叫んでいたわけではない。
が、明らかに涙をこぼしていた。
「いえ、、麻由さんこそ大丈夫ですか?」
そう言うと文香は、床の上にへたり込む私を介抱しようと駆け寄る。
確かにカラダを痛ぶられたのは私だが、精神的ショックは文香のほうが大きいはずなのに、、、それでも私を気遣ってくれるなんてなかなか出来ることではない。
「すみません、、私のために何だか麻由さんを大変な目に遭わせてしまって、、、」
「ううん、、平気、、とは言わないけど、文ちゃんは何も悪くないから、、、意地悪なのはこの人たちだから」
私は二人を睨んでやった。
「ははは、、仕事だから。
話を戻すが、なかなかのメンタルだと見た、、、素質があるかもな、文香ちゃん」
真壁オーナーの、言葉と視線に、文香は胸元とスカート裾を力強く握った。こんなことの「素質」と言われても嬉しくはないはずだし、暗に自分が私と同じとこをされたときのことを想像したのかも知れない。
それを察したのか、真壁オーナーは今日の研修を切り上げ、ヒアリングを私に任せてると言い、、解散となった。
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