会場となったのは私たちの住む街の中心地にあるホテル。2年前に私が輪姦されたホテルよりゴージャスだ。
わざわざこんなお金のかかるホテルを借りてまで、、
どうやら結構なお金持ちのボンボンらしい。
「商談」は比較的スムーズに進んだ。
「どんな挑発を受けても相手しない。必要以上に会話もしない」
夫婦間でそのように取り決め会談に臨んだ。
案の定、
「また倉田さん、、いや奥さんを抱けるとは思ってもみませんでしたよ。
ご主人は平気なんですか?」
などど悪態をついてきたが、取り合うことはなかった。主人のほうも、私の前で見せた不安な表情などは微塵も出さず、淡々と商談を進めていた。むしろその私の態度に大沢のほうが苛立ちを見せていた。
その商談での決定事項としてはこれを最後にし、以後は私夫婦の経営する店舗および住居より、半径200km圏内でのあらゆる事業を行えない、なる取り決めに大沢は合意した。
仮に、私たちが東京で経営を行うなら静岡あたりでも無理ということになる。
「ところで新しい店舗はどこに?」
もちろんその大沢の問いにも答える義理はない。
大沢と3人で、部屋で待つこと15分ほど、、、
今日の参加者が次々とやってきた。
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