「文ちゃん、、早速だけど昨日の件、主人からは了解を得たわ。ただ私としてはもう少し事情を聞いてみたいと、、」
そう言うと、文香は「母子家庭」で母親に負担を強いたくないということ、仕事の「内容」についても「覚悟」はしている、とのことだった。
「決心は固いようね、、、事情もわかったわ。既にあっちのオーナーには話は通してあるの。まず『面接』、そのあと『研修』だって、、、」
文香の希望で、明日早速、ということになった。
真壁の依頼で、私も同席することとなった。
「やぁ、麻由ちゃん、、ご苦労様」
「すいませんオーナー、この度は宜しくお願いします.彼女が澤井さんです」
文香は緊張のあまり声も出せない様子だが、深々と真壁に対しお辞儀する。
「やぁ、、はじめして。責任者の真壁です、、、ほぉ、、、麻由ちゃんに劣らぬ逸材だよ」
文香は一瞬キョトンとした表情を浮かべた。
「知らなかった?奥さんは僕の店で働いてたことがあるんだよ、、、って、、話してないの?麻由ちゃん」
「、、、言ってません!」
私の過去が文香にバレてしまったが、、、これでおあいこだ。
「えっ、、麻由さんが、、
、そうだったんですか?、、、想像できない」
かなり驚いたようだ。
「何言ってるのよ、、文ちゃんも想像出来ないわよ」
真壁オーナーには気に入られたようだった。
文香も小柄で、背は私と同じ150cmはあるが恐らく155には満たない。
私との違いは、私よりはふくよかだが、決して太ってはいない。私が細過ぎるだけだ。胸も私よりはあり多分CからD、、これも私が小さいだけで特に巨乳ではない。
が、真壁オーナー曰く、
「こういう『ギャップ』のある子が人気が出る」
、らしい。
私のときもそうだったと。
「澤井さん、こちらとしては是非採用したい。だが結論は『実地研修』を経てからということで。その上で君が働いてくれると言うなら」
文香は即答で了承した。
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