~第2部~
「で、、相談ってなあに?文ちゃん」
澤井文香、、、うちの店の大学生のアルバイトで、もうすぐ3ヶ月になる。
仕事のあとに私に相談がある、と言われていた。
今日は、どうしても外せない用が夫にあり、代わって私が久しぶりに店に出た。
「店長、、文ちゃんと話があるから先に上がって。私が締めて帰るわ」
何やら話しづらそうな雰囲気を察して、店長には先に帰ってもらい、二人だけで話せる状況をつくった。
「あの、駅前のお店のことなんですが、、、」
文香の言うのは、元の大沢の店で、今は真壁オーナーに委ねている「ハプニング・バー」のことを指しているのだと思う。
「駅前の、ってあのハプバーのこと?それがどうしたの?」
この子は、私たち夫婦があの店の半オーナーだと知って言ってるのだろうか、、
、
文香の話はこうだった。
「お金が必要で、そこでもバイトがしたい」、と。
私は驚いた、、、かつて私が俊樹に相談したことと酷似していた。
「、、、文ちゃん、知ってたの?私たち夫婦があの店の関係者だって」
まずそこから確認した。どうやら「知らぬは当人」なんとやら、で、既に知れ渡っているらしい。
「文ちゃん、、あっちのバイトって、、、何をするのか解ってて言ってる?」
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