「ああ、、麻由、大丈夫だ、話は上手く進んでる。帰りは明日の深夜か明後日の明け方になるよ」
これで準備はすべて整った。言い換えればもう後戻りは出来ない。
やはり怖い、、、
闇のなかで男性二人に凌辱される、、これは合意とはいえ、知っている相手だとはいえやはり怖かった。
(やはり俊樹さんに居てもらおう、、、見られたくはないけど耐えれそうにない)
娘の寝顔を横にそう決心をした。
我ながら最低の母親だ、、
、でももうそれを考えるのはよそう。
そして当日を迎えた。
もちろん、事情を実家には話せない私たちは、知人宅に招かれ、帰りは遅くなるので、と、娘は母に預けた。幸い母にはとても懐いている。
「お姉ちゃん、随分若い格好して行くのね、、、それに、、昔、そんな服着てた覚えが、、、」
ドキっとした。
大沢に命じられた、いわば「レイプ用」の衣装、、、元々、大沢が二年前の再現のために当時私が着ていたものに似てるものを用意したのだから、、、
「そだね、、これじゃますます『親娘』と間違えられる」
夫がジョークで場を濁してくれたので何とか切り抜けたが、我ながら顔が引き攣っていたと思う。
「麻由、、何も心配いらない。俺が見守ってるから」
その言葉に涙が出た。
夫がついててくれるのだから何も心配はない、、
約束の時刻まではかなりある。
「何か食べておく?」
夫はそう言うが、やはり何も喉を通らない。
「ううん、、ホテル行こ」
「ホテル、、?」
時間まで私は抱いていてもらうことにした。
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