「ああ、あなたが麻由ちゃ、、麻由さんの旦那さん?」
翌日の「示談金」の受け渡しの際、私の夫と知り高広は、どうやら余計なことを言ったようだ。
「綺麗な奥さんですよね、、、でも『物足りない』って思ってんじゃないですかね?そんな様子でしたけど」
示談が成立したと、高広は横柄な態度に出たらしい。
「おい、、口を慎めよ」
先に口を開いたのは真壁オーナーのほうだったらしいが、
「まぁまぁ、オーナー、、、妻がどうしたって?」
こともあろうに高広は、私が高広たちの行為に悦んでいたなどと言ったらしい。それにその際の動画まである、と。
「へぇ、、見せてよ、その動画、、、麻由ならそんなことはないと思うけどな」
夫の言に、高広は、撮影したスマホを差し出す、、
録画された内容は、縛られ泣きながら犯される私の姿だったらしい、、
「こりゃいいモン見せて貰ったよ、、けど真壁さん、やっぱりこいつら、、もう少しお灸がいるよな」
そう言うと、夫は高広のスマホを叩き割ったらしい。
スマホを壊された高広は、怒りより驚いた様子だったらしく、同時に真壁さんのお知り合いの「筋の人たち」にそのまま無理矢理連れて行かれたらしい、、、
それを聞いた私と文香は言葉を失った。
確かに、温厚な夫にしては珍しい行動で、真壁さんも少し驚いたとのことだ。
「、、、で、、どうなったんですか、連中は?」
恐る恐る尋ねては見たが、
「さぁ、、俺もよくは知らん、、少なくとも二度と文香ちゃんの前には現れないと思うよ」
真壁オーナーは笑いながら答えるが、、、笑えない返答だった。
※元投稿はこちら >>