「麻由さん、、でしたね?、、取り敢えずどこに向かいますか?」
ハンドルを取りながら、慎吾は私たちの行き先を確認した。
「文ちゃんの家までお願い、、、私は夫に来てもらいますから」
結果、私と文香は明け方近くまで連中に犯された。
文香を脅して私を抱き、反対に私を脅して文香を、、、
私自身、「犯される女」を見たのは初めてだった、と言える。
自分自身はこの数年、何度もそんな目に遭ってはきたが、、、
犯される女の姿が、こうも惨めなものだったのか、
今日の文香のように、私も幾度となく同様の情けない姿を晒してきたのか、、
今まででいちばん悔しいレイプだった。
途中、同時挿入される文香の撮影を強要された慎吾だが、彼はそれを拒んだ。
文香の解放を求める彼に、高広は私を犯すよう迫った。
なら文香を解放する、と。
それでも彼は、私には手を出さなかった。
たとえ私を犯しても、文香を解放することはないだろう、と考えたらしい。
散々に私たち二人を犯し、眠りに落ちたところを、慎吾が私たちを連れ出してくれた。
文香宅に辿り着き、部屋まで文香を運んでくれた慎吾は早々に退散する。
「麻由さん、、今日のこと、何てお詫びしたらいいかも解りません。
僕はこれから、、警察に行きます」
慎吾の、思いもよらぬ決意に驚いたが、私はそれを引き留めた。
警察に行けば全てが表沙汰になる。それでは文香が困ることになる、と。
慎吾も、それは本意ではなく、私は夫と相談の上、連絡すると伝え、慎吾は帰路に着いた。
許さない、、、
私もだが、これを聞けば夫も、、そして真壁も黙ってはいないだろう。
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