行けば犯されると分かっていた。
けれど、行かないと酷いことをされる。
「彼にバラしても良いの?」
最後はその文字に背中を押された。
怖い・・・イヤ・・・また犯される・・・
そう思いながら歩いた。
駅に向かう人達に逆行し人気のない場所を目指した。
交差点を曲がって路地に入った。
指定された場所に近づけば近づくほど人気がなくなっていった。
歩きながら、体が火照っていくのを感じていた。
顔が熱くなっていった。
頭が朦朧として、あの夜の男の感触を・・・体の中に広がった熱い液体を思い出しながら歩いていった。
もしも誰かが私を見ても、今から犯されるために歩いてるなんて思わないだろう。
そう思うくらい興奮して蕩けた顔をしていた。
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