百一
誰が知らせたのか、駆けつけた先生たちによって私は助けられた、、、
が、その時私は裸で縛りつけられており、結果男の先生たちに胸やアソコを見られることとなった。
私は助け出された安堵感、裸を見られたことの恥ずかしさ、そして表沙汰になったことでこれから起こり得ることへの不安から号泣した。
「白井、、もう大丈夫だからな」
私は先生たちの前で自由の戻った手で胸元を隠し、アソコを見えないようにと地べたにへたり込んだ。
何が大丈夫よ、、、服を着させて、、さっさと出て行ってよ、、、
どさくさに、先生たちも私の裸を見ていたいんだ、、、そんな風に思った。
当然のごとく、その後は大騒動となり、、、しかし、夢の中のようなことにはなりたくないと考えた私は、親と学校には、警察沙汰にしないで欲しいと申し出た。
併せて、親には転校したい、ただし弟を巻き込まないように自分だけを親戚に預ける等して欲しい、と頼んだ。
夢の中と異なり、家族は被害に遭った私に親身になってくれ、弟も引越、転校でよいと言ってくれた。
その後のことは、風の噂程度にしか知らないが、やはり安達も罰せられたらしい。
それが果たして舞衣の耳に入ったのかどうか、、、
しかし、もう私にはどうでもよかった。
夢の中で、舞衣を救うためにこんな目に遭った私を、舞衣は責めた。
今回のことで私は、無二の親友を失い、、その代わりに、男無しでは過ごせないカラダになってしまった。
(次回最終回)
※元投稿はこちら >>