「慎が、、警察に捕まったって、、、由貴を襲ったって、、、」
泣きながらも、舞衣の声は怒りに震えていた。
話によると、安達と連絡が一向に取れない舞衣は、自宅まで行ってみたらしい。
そこでタイミングの悪いことに警察官に連行されパトカーに乗せられる安達とバッティングしたらしい。
何ごとかと安達の母親に尋ねてみて、事の次第を知ったらしい。
「どういうこと?由貴、、慎と寝たの?」
何でそうなるの?私があなたの彼とそんなことすると思うの?
しかし、、説明の仕様がない。
私には、安達がしたことを舞衣には話せなかった。
しどろもどろになる私を、舞衣は許そうとはしなかった。
「私は由貴を許さないから、、、酷いよ」
そう言って電話は一方的に切られた。
なんで、、、どうしてそうなるのよ?
被害者は私なのに。
それも、、舞衣を庇おうとしてやったことなのに。
そのために私までレイプされたのに、、、
あんなに泣いたのに、、、私はさらに涙が溢れてきた。
レイプまでされて、家族や親友にまで裏切られて、、、
私は泣きながら公園を飛び出し、
「あ、、危ないっ!」
目を開けると既に目の前に車が、、、
私はまた意識を失った。
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