「由貴ちゃん、、、辛いだろうけどお話聞かせてね」
病院での検査が済み、ローブ姿の私に、警察の人が声をかける。
その女性は私のベッドの横に座り事情を尋ねてくる。
検査で、私は診察台に乗せられたショックで、まだ泣いていた。
開脚状態で足を帯で拘束され、男のお医者さんが私のアソコに触れる。
さっき、、散々に男の子たちに見られ、沙希たちにも凌辱され、、その上にだった。
恥ずかしくて、惨めで私は泣いた。
「大丈夫、由貴ちゃん?お話聞かせてもらえないと、あなたに酷いことした子たちを罰することが出来ないからね」
それはそうだが、、、
家で、母にレイプのことを告白したのが3時間ほど前、、、大まかなことを二つ三つ尋ねたところで、母も動転し、泣き始めた。
泣きたいのは私なのに。
母と私が声を上げて泣くものだから、2階から弟も降りてきた。
弟は年子の14歳。
年頃の、中学二年生なら話の内容を察したようだ。
出来れば弟には知られたくはなかった。
それどころか、どうしたらよいか判らぬ母は、父に電話しはじめた。
父には話さないで、と言ったが、話さないわけにはいかない、と。
報をうけた父から110番し、私は母に付き添われて警察に行くこととなった。
私は警察からの事情聴取の前に病院で診察を受けることとなり今に至る。
診察中に警察は、母から僅かな情報は得ていたが、本格的な聴取はこれからだった。
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