運命の朝を迎えた。
昨夜、どうすべきか悩みながらいつの間にか眠っていたらしい。
時計は朝の7時をさしていた。
考えがまとまらない。
二択ではある。
まず親に話し、恐らくはその後警察に出向くことになる。
少しネットで調べたが、、、警察に訴えると、レイプされたときの様子を詳細尋ねられるらしい。
それがたとえ婦人警官相手であっても、私には話せない。
動画の存在も話すとなるときっと警察の人たちにその動画を見られてしまう。
死んでも嫌だ。
かと言って出向いてまた犯されるか、、、それも嫌だ。
しかし、、、誰に犯されるのだろう?
また大塚?
それとも勝見あたりか?
誰が相手にせよ、二度とあんな目に遭いたくはない。
でも、どちらかを選ばなねば、、、
そんなことを考えつつ、時刻は既に10時になった。
私は、沙希に連絡した。
「沙希、、今日行けば私は誰に犯されるの?
本当に今日行けば終わりにしてくれるの?
なら、、相手次第では考えてもいい」
沙希はまだ寝てるのか、なかなか返信はなかった。
お昼前になり、ようやく沙希からの返信が来た。
「あんたに相手を選ぶ権利はないから。
警察行きたけば行けばいいじゃん。
大塚は困るだろうけど、私は困らないから。
あ、あと舞衣は困るかもね」
そうだ、、、表沙汰になれば舞衣が犯されたことも公になる。
私は遂に、赴く旨を沙希に告げた。
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