治人の運転する車は、一般道路に下りて海岸に向かうと思われていたが、由利子と彩夏の予想と違い、街中へと入って行く。
「ご主人様、道が違うのでは..?」
「先生、海はさっきのところを左ですけど..。」
二人が不審に思っていると、治人は
「駅前で待ち合わせてる。」
と言った。
待ち合わせてるって、誰と?
また、他所の女性と一緒に調教されらのかしら?
二人とも、治人の別の女奴隷と責められた経験はあったが、やはり他人を交えると羞恥が強すぎて、治人からの責めを快感に感じにくくなる。
その上、女奴隷によっては、治人に対しては奴隷なのに、同性に対してはハードなSと言う人もいた。
二人が不安に思いながら、外から内側が見えないフィルムを貼った窓から、外の様子を伺った。
「おっ、いたぞ!」
治人の視線の先を辿っていくと、そこには家で留守番している筈の桃子が手を振っていた。
ダッフルコートに黄色いミニスカート姿で、かなり大きな紙袋を下げていた。
治人が車を停めると、すぐに乗り込んだ。
「お母さん、お姉ちゃん、私も一緒だよ。」
そう言うと、桃子も車の中で着ていた物を脱ぎ始めた。
なんとダッフルコートの下は、薄い子供用のキャミソール一枚だ。
ブラもしてないし、キャミソールも透けないための当て布が着いてない物で、桃子の可愛い乳首も透け透けだった。
下のミニスカートも、良く見れば生地が薄く裏地も着いていない安物で、注意して見れば下に穿いているパンツが透けている程だ。
そのパンツも、治人が穿くように命じたスキャンティーだ。
出発前に治人から命じられて、こんな姿で一人で電車に乗って、ここまで来たのだった。
もし何かの事故があってコートを脱がれねばならなかったら、どうなっていただろう?
短いスカートだから、駅の階段や電車の中で、男性から中を見られて、恥ずかしい思いをしたのではないだろうか?
それでも母と姉と一緒に責められたいって思ったの?
由利子は裸になった桃子を、ぎゅっと抱き締めた。
車の外の気温は1~2度位しかない。
ダッフルコートだけで寒さに耐えた桃子の身体は、冷たくなってるかと思ったのに、意外にも暖かかった。
そして小さな乳房の小さな乳首が、こりこりとしこっていた。
それから3人は、車を海岸から少し離れた所で降ろされ、全裸のまま寒風が吹く中を歩かされいて、夏場は海水浴場として大勢の人で賑わう砂浜に連れていかれた。
吹きっさらしの中、北風に飛ばされた海の滴で身体が濡れた。
それがまた寒風に吹かれて、ますます体温が奪われ、3人はガタガタする震えを押さえられなかった。
そんな3人を、ダウンセーター等で厚着した治人が四つん這いにさせて砂浜を散歩する。
途中で彩夏に、
「これに海水を汲んでこい。」
と桃子に持たせていたポリバケツを渡した。
彩夏は立ち上がり、冷たい波に下半身を濡らしながら、海水を汲み上げた。
すると治人は、ゴム製のエネマシリンジを取り出すと、四つん這いに戻った彩夏から順番に、海水を浣腸としてアナルに注入していく。
一人で2000cc近く入れられた。
お腹を膨らまされて、四つん這いで歩かされ、やがて三人で砂を掘って穴を作るように言われ、そこにお腹の中で温まった海水を排泄させられた。
ほとんど汚物は出なかったが、それでも治人は、三人もの海に首まで浸かって身を清めるようにと命令した。
体温を奪われた三人は、詰めたい身体を寄せあって、少しでも耐えようとした。
まだこの過酷な責めは終わらないのだろうか..。
私はともかく、二人の娘達が..。
由利子は母親らしく、こんな時でも娘の事を心配する。
治人がやっと
「よい、じゃあ車に戻るか。」
と言ってくれた。
しかし、そのままでは許してもらえなかった。
治人は由利子にスマホを持たせると、
「俺は先に車に戻る。
このスマホで、帰ってこい、と連絡があるまで、お前立ち上がると3人はこの場所で待ってろ。」
と命じた。
今は人影がないが、もし誰かが来れば、一面の砂浜で隠れる所も無い。
その人が、普通の常識のある人間でも、警察に通報されたり、児童虐待などで大変な事になる。
もしかしたら、ご主人様以上の変質者かもしれない。
三人とも犯されるだけでなく、誘拐されてどこか人里離れた所で酷い拷問をされ、命まで奪われるかも..。
私は熟年だからそれで終わるかもしれないが、若く可愛い二人の娘は、地下で一生売春をさせられたり、外国に売られたり..。
僅かの時間に、由利子は性奴隷となった女の、考え付く全ての悲惨な末路を考えた。
治人が三人を残して立ち去ったあと三人は、出来るだけ遠くから見えないように、と冷たい砂浜にうつ伏せになって寒さを耐えた。
治人から連絡があったのは、30分くらいたってから。
すでに身体の小さな桃子は、頭がぼんやりとなり、低体温症になりかけている。
由利子は二人の娘に頑張るように叱りつけ、砂から立ち上がって、車のある方向、治人が待つ方向へと三人で走りだした。
桃子がよろけるのを、彩夏が肩を貸してあげる。
嫌な予感がして、由利子が振り替えると、さっきまで三人で伏せていた砂浜あたりに、二人の人影が立っているのが見えた。
どうやらこちらを見ているらしい。
「後に、人がいるわ!
二人とも、もっと早く逃げるのよ!」
由利子が叫ぶと、彩夏と桃子は、かえって焦ったせいか、砂に転んでしまった。
それでも、なんとか砂浜の稜線を越え、三人は松林の中にひっくり返って、荒い息を整えた。
彩夏が長女らしく母親を助け、そっと稜線に戻って砂浜を見ている。
「大丈夫みたい。あそこから、動いてないわ。」
それを聞いて、やっと安心した由利子は、桃子の手を繋いで、とぼとぼと車の方へと歩いて行った。
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