私はリョウの言を遮りかけたが逆に、
「じゃあお前が説明してやれよ!、、出来んのか?」
私は返す言葉がなかった。
「出来ねえなら黙ってろ」
リョウはナオトたちのほうに向きを変え、極簡潔に話し始めた。
事情はともかく、美貴は今日ここで俺たちに抱かれる「義理」がある、ということ。
それを黙って見ててくれないと結果、美貴が困ることになる、ということ、、、
その説明にケンタは、「そういうことなら、、」と了承してしまった。
それに対しナオトは、
「美貴ちゃんの態度を見るに、、半分は了解しました。というより仕方ないと。
しかし、、その前に僕からも聞いて構いませんか?」
ナオトがリョウを見据えて問う。リョウも依存なく、
「反面、どう見ても美貴ちゃんは同意してるようには見えないんです。
『同意』だと言わされてるとして、美貴ちゃんにそれだけの『理由』があるのだと思えます。
ので、仕方ないとは思います、、、が、これっきりで、以後はもう美貴ちゃんとは縁を切ると約束してもらえますか?」
※元投稿はこちら >>