「これ、、犯されてるの美貴さん? リョウさん、すごいの撮れましたね!」
「だろ?ヨシキ、、おかずにしてくれ。
今度、もっとすごいの撮るから楽しみにな!」
「え?また美貴さんと会うんだ、、羨ましいです」
「ならヨシキも美貴を呼び出せばいいじゃん。
美貴、見てるよな?ヨシキの命令も絶対だぞ!」
二人の勝手放題のやり取りをもちろん私も見ていた。
そしてリョウは、今回の件のためにある「保険」をかけた、、、
それは、万一私が通報し、リョウたちの身柄が押さえられても、その段階でヨシキが動画をアップする、、という保険だ。
「そういうことだ、美貴、、、ヨシキは俺からの定期連絡が途絶えた段階で、お前の動画をばら撒く手筈だ」
結局、すべてはこの「切り札」の動画だ。
私は最悪、警察や親に告白する覚悟は出来つつあった。
ナオトやアカネたち、友人に知られ、絶交されても自分が悪いのだから。
しかし、世間の晒し者にまでなる勇気、覚悟はなかった。
それなら死んだほうがマシだ。
死ぬくらいなら、、、
と、私はナオトとケンタの前で裸になる決意をした。
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