「心配いらないよ。何もしないって。
話があるだけ。来てくれたら動画消したげるよ」
そのあとの沙希からのメールの内容を信じて、私はお昼過ぎに家に行く約束を
沙希にした。
その間にも、次々とグループLINEには、動画に映る人物を詮索する憶測が入った。
「これ、、もしかして白井じゃね?」
私だと指摘する声も挙がっていた。
そのうちに、、、舞衣からメールが来た。
「この動画、、由貴だよね?」
舞衣にだけは、、隠しようがなかった。
当日の、私の服装も知っているし、舞衣なら下着姿でも私を認識できるだろう。
「何でこんなことしたのよっ!」
、、、それはあなたを助けるためじゃない、、
しかし、それを言ったら舞衣を苦しめるだけだ。
「大丈夫だよ、消して!さもないと、、って脅したら、消すって言ってるから」
私は半分嘘をついた。
そして午後、、、私は沙希の宅へ向かった。
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