歩みのおぼつかぬ舞衣を支えてながら、私たちは帰路に着いていた。
沙希の家からは舞衣宅まで少し距離がある。
途中の、例の公園で舞衣を休ませることにした。
「大丈夫、、舞衣?」
私も動揺していた。
親友が、惨めに犯されている姿を黙って見ていることしか出来なかった、、と言っていい。
本人はさぞショックだろう、、、
解放されてからも、舞衣はずっと泣いている。
「ごめんね由貴、、、あいつらに何されたの?」
唐突に口を開く。
自分がこんな目に遭いながらも、私の心配をしている。
「大丈夫だよ、何もされてない」
「だって、、そんなはずない!、、、由貴が何かされたから、私が帰してもらえたんでしょ?!」
舞衣の指摘になかなか返答が思いつかない、、、
しかし、自分がしたこと、、いや、させられたことを舞衣には話したくなかった。
「、、、警察に行く、って脅してやったの。
それで、今回限りでということで納得させたの」
舞衣は押し黙っていた、、、
私の言葉を信じてはいない様子だがそれ以上追及もしない。
「さ、、舞衣、帰ろ」
泣き止まぬままの舞衣を、私は家まで送った。
恐らくは、、これでこの件は解決だろう、、、
万一があれば、その時は警察へ行くことも考えねばならない。
そんな覚悟を秘めて、その夜は眠りについたのだが、、、
翌朝、グループLINEにアップされていた動画を見て、私は凍りついた。
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