中学校に続く大通りを、滝野北公園のところで右に曲がれば、、
指示にはこのようにあり、
すると、、先には二人の男が立っていた。
私を見ると近づいてきた。
「さとみちゃん、、?やっぱこうやって明るいところで見るとなかなか可愛いね、、、脚も綺麗だし」
この間の男?
私のほうこそ、暗がりで顔は全く覚えていない。
が、言葉からして間違いないだろう、、
不愉快な言葉をかけられ、脚を触られた私は、思わず後ずさり、男たちを不安な表情で睨んだ。
「がっつくなよ、、怖がってんだろ。慌てなくても今からたっぷりさ、、」
その言葉に背筋が冷たくなった。
「さとみちゃんだよな?その服装、、聞いてた通りだ」
私は事前に、服装まである程指定されていた。
あまり着込んでこないこと。
スカートで来ること。
出来るだけ短めのスカートで。
あまり短いスカートだと、母や姉がうるさい。
みっともない、と。
私も、見えてしまうほどのものは嫌だったので、膝上少し、、程度のものしか持っていなかった。
赤だった。
上は、透けるのもは何だか誘っているようで心外なので、紺系のポロにした。
それに夏用のサンダルに、手荷物は小さめのリュックに携帯とお財布程度、、
髪は、バスケを辞めて以来伸ばし、今では肩を超えるほどで、普段はストレートにしていることが多いのだけど、今日のように暑い日の外出だとポニーにしている。
返答していた服装や容姿が伝達されていたようで、そのマンションに私は連れていかれた。
エレベーターを待つ。
逃げるとでも思われたのか、二人に挟まれるように私は立った。
いよいよか、、、
「さとみちゃんて、、平野の妹だよな?」
え、、?
驚いて思わず声を上げていた。
「、、姉を、、知ってるんですか?」
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