目が覚めても、しばらくは何もできなかった。
指先さえ動かせないまま目だけを開け、壁を見つめて寝転がっていた。
意識がゆっくりと戻ってくると、腕や足、肩や胸・・・体中から痛みを感じた。
両足の股関節が、まるで引き抜かれたのかと思うほど痛かった。
体を起こそうとすると、右手が床にへばりついていた。
乾いた精液で、髪の毛が床に貼り付いていた。
10分以上もかけて体を起こし、壁際に立てかけられた姿見を使って自分の体を見た。
(・・・・酷い・・・)
それが、率直な感想だった。
ボロボロだと思った。
それほど、汚され 痛めつけられていた。
右の乳房は、赤く腫れあがっていた。
乳首がジンジンと痛かった。
胸の谷間に、腹に、首筋に、顔に・・・全身に乾いた精液がこびりついていた。
腰に何人分もの指の跡が、ミミズ腫れのようになって残っていた。
手首や腕にも、誰かが握った跡が残っていた。
男達は、私の全身を汚した・・・
膣も、口も、性欲処理に使った・・・
満足するまで・・・全てを出し切るまで何度も・・・
なのに、それでも飽き足らず・・・乳首にローターを貼り付けたのか・・・
・・・スイッチの入ったままのバイブを突っ込んでから、この部屋を出たのか・・・
私は電池の切れた性玩具を、自分の体から引きはがしながら、男達の笑い声を思い出していた・・・
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