少し考えたい、といい、その日は麻由は帰った。
のみならず、
「私のためにわざわざありがとうございます。お手数おかけして申し訳ありません」
と。
私は麻由に愛おしさのような感情を抱いた。
もともと友人の娘で、子がいない自分には我が娘のようなものだ。
麻由から「詳しく聞きたい」という連絡がきたのは、翌日の午前中だった。
その日勤務のない麻由と、近くの喫茶店で落ち合う。
知り合いの店で、、ほかでもない、麻由を紹介した男のひとりだ。
待ち合わせより数分遅れて麻由は来た。
どうにも時間にはルーズなところがあるが、今日ばかりは足取りが軽いはずもなく、やむを得ないだろう。
私は麻由に説明を始める、
まず、相手は5人で、4万ずつ払うということ。
本当は5万ずつせしめるのだが、ホテル代等の諸経費と差額は私の取り分だ。
そして、、
プレイ内容はすべて「自由」で、NG事項は「中出し」のみ。従って麻由の「安全日」に行い、万一妊娠した場合は、堕胎費用は負担する、という内容だ。
そこは、40代のおじさん故、心配は少ない、と気休めておいた。
かなり悩んでいるようで、今日はあまり時間がない、もう少し考えて返事をする、といい、麻由は先に席を立った。
「どうよ?」
私は知人たる店主に麻由の感想を尋ねる。
「めちゃくちゃ可愛いな。大学生かい?あちこち小さいけど俺はモロ好みだな。」
概ね私と同じ感想だ。
隠し撮りしたビデオを見せ、客を募るよ、と店主。
私は店をあとにした。
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