翌日も麻由は勤務だった。
閉店後の店内で先日同様二人きりだ。
向かい合わせの麻由に意を決して説明を始めた。
「昨日の件だが、知り合いをあたり何とか見つかったよ、、
仕事の内容はキツいが日当で10万、、、」
麻由は期待と不安を隠さず現す。これも母親譲りで、割とモノははっきり言う。
「どんなお仕事ですか?」
私は、、勿体つけて、
「麻由ちゃん、、嫌なら断ってくれていいけど、お母さんにはこの話は内緒にして欲しいんだ。
それと、僕の本意ではないということは理解して欲しい。
あくまで麻由ちゃんが困っているから探してきた話だ」
麻由は、、どちらかというと、内容に対する不安より、早く話を聞かせて欲しい、という様子だ。
よほど切羽詰まっているのだろう。
「仕事」の内容を説明した。
平たく言えば「援助交際」、しかしその単語を使えば拒絶は大きかろうと思い、婉曲な表現で麻由には説明した。
相手は私の知人数名。中には母親を知る者もいる。
つまり「輪姦」形式だ。
麻由の様子は、、殊の外冷静に見えた。
真面目で清楚なイメージではあるが、そのあたりは今時の子か。
あるいはそれほどまでに背に腹かえられぬ状況なのか。。。
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