「あ、待って、橘さん!」
麻由に呼び止められる。
「私なら大丈夫だから。も少し休んだら部屋に戻して」
気丈に振る舞う麻由だが、まだ息が乱れている。
「ごめん、こんな酷いとは思わなかった、、もう中止にするよ。そう言ってくる」
そう言う私に、麻由は怒り、
「落ち着いてよ、、言ったじゃない?橘さんの、、俊樹さんの立場が悪くなるのは私、嫌だって。お仕事に差し支えたらどうするのよ?」
しかし、、仕事より麻由のほうが大事だ、、
「それは嬉しいよ、、けどそれじゃ今日私が来た意味がないよ。
それにもう、、犯されちゃったよ。ひとり、、、
見てたでしょ?
皆んな見てる前で、みっともなく、、逝っちゃった。。
ごめん、途中で弱音吐いて。
もう言わないから、、さ、部屋に戻ろ?」
ドアをノックする音がした。
「橘、、麻由ちゃんの飲み物とそれと手錠の鍵だ。麻由ちゃん、、大丈夫?」
麻由は無言で頷く。
「せっかくだからお茶だけ貰うよ」
しばしの沈黙のなか、飲み物を口にしながら麻由が切り出す、
「見てるの辛いなら、、先に帰っていいよ」
予想だにせぬ麻由の言葉に、今度は私が首を横に振ると、
「じゃあ見てる?私が抱かれる続きを、、見れる?
あ、今日はしたいならいいよ。俊樹さんともするよ」
とてもそんな気分ではなかった。
「麻由を置いていけない。わかった、、見てる」
笑顔で私に抱きつく麻由。
「じゃあ戻ろ。、、あ、このバスタオル使っていいかな?今更だけど裸で出てくのは恥ずかしいよ」
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