麻由は、先程の服のまま戻ってきたように見えた。
ただ、ソックスだけは脱いでおり素足だ。
「お帰り麻由ちゃん、、もしかして下着はつけずに戻ってきたとか?」
「あ、、あの、、キャミは汗かいたので脱いできましたが下着は、、、脱いできたほうがいいですか?」
まともに取り合う麻由だが、男は麻由のリアクションを愉しんでるだけだ。
「いやいや、いいんだよ、下着つけてても。
あ、麻由ちゃん、こないだ居なかった新しい二人、紹介するよ」
二人は地元の大学生で、ひとりは麻由と歳が同じだが、もう一人は歳下らしい。その点は麻由自身躊躇しているようだ。
見た目は清潔感があり真面目そうではある。体育会系のようで、二人ともいい体つきをしている。
それと、、麻由と初対面ではないらしかった。
店で数回、麻由を見たことがあったらしいが、麻由のほうは覚えてないらしく、謝っていた。
話を聞かされたとき、麻由を抱けるとわかり、今日来ることを決めたらしい。
「麻由ちゃん、、じゃあそろそろいいかな?
今日はまず若いの二人から」
、、意外な展開だ。
こういう場合、「年功序列」で若い奴らはお預けとなり年長者から、が普通だと思うが、、
後から聞いた話では、まず若いのに犯されてる麻由を見て、興奮を高めてから、という目論見だったらしい。
ローブ姿の若者二人が、ベッドに腰掛ける麻由を囲む。
「お店で会ってるんだけど、覚えてない?俺のこと、、」
男の質問に麻由は、
「、、あ、、ごめん。ほんとに覚えてない」
愛想なく答える麻由に、
「そなんだ、、倉田さん、だよね?名札、覚えてるよ」
名前まで記憶してたほど、麻由を気に入ってたのか、あるいは誰かから聞いたのか、、
「あ、、うん」
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