それに、、、
麻由が話を続ける。
「こないだの人たち、みんなおじさんばかりだったでしょ?
あれじゃお父さんというよりおじいちゃんに近いし」
笑いながらこないだのメンバーをからかう。
本当に芯の強い子だ。
確かに、最年長で60近かったから麻由からすれば、、な。
「おじいちゃんは酷いなぁ、、じゃあ俺もなの?」
「ううん、、店長は母と同級生なんでしょ?それに若く見えるので、ちょうど、、父くらいというか」
また少し表情を曇らせる。
「わかった、、お父さんの話はもういいよ。辛いだろ?」
無理をしてるように見えるがそうではないと言い、麻由は続ける。
口調は、以前では考えられなかったほど敬語が消えている。
「違うの、、あの、、こないだされたことって、ほとんどは父にされたことあって、、」
では縛られたり顔に、、とかも既に経験してたと?
、、聞いてみたいがさすがに聞きづらく、
「そのくらい、、私ってもう薄汚い女なんです」
憂いた表情で麻由は話を続ける。
「普段から真面目だとか清楚だとか、そういう言われ方されること多くて、、そのほうが辛いです。
だからありのままの私を、最後に店長に見てもらえて、、よかったかも」
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