衝撃の告白だった。
「、、そのこと、、お母さんは?」
麻由の話はこうだった。
最初、母親には話さなかった、というより話せなかったらしい。
その後も、何事もなく過ごせたのでそのまま胸に閉まっておこう、と一度は決めたが、半年ほどあと、また犯されたらしい。
それからは2か月後、1か月後、、とだんだん周期が短くなり、麻由は悩んだらしい。
そして、、遂には妹さんにも手を出そうとしたらしい。
偶然現場を見つけた麻由が父親を制し、その場では妹の代わりに抱かれた、と。
妹の目の前で、だ。
それを機に麻由は決意したらしい。
母親に全てを話そうと。
妹を守るために。
言うまでもなく母親は激怒し、刑事ごとにすれば麻由の受けた凌辱が表沙汰になるので、それを避ける意味でも、告訴しない代わりに慰謝料と即時離婚を条件に、、この故郷に戻ってきたらしい。
「それは、、知らなかったとはいえ申し訳ないことをしてしまって、、こないだも辛かっただろ?」
本当に申し訳ないと思う反面、、興奮は倍増した。
男はこういうとき、どうしようもない。
「あ、いえ、、そんな経験をしてたからこそ、そんなに気にはしてません」
麻由の気丈ぶりの根幹は、この経験のもと、あるのかも知れない。
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