「店長にとって、、私は娘みたいなものですか?」
唐突な質問に私は即答する、
「いや、違うよ」
現場では散々、そのように茶化されたし、幼馴染の娘ということもあり確かに関係としてはその例示はそれらしいのだろうが。
「こんなこと言って、麻由ちゃんが気分を害すかもだが、、正直、娘でなく一人の女性、、だね」
、、その言葉に、また麻由は泣き出した。
「ごめん、、何か傷つけたかもね」
いえ、そうじゃないんです、
麻由は顔を上げ、ニコリと笑い話し始めた。
「父のことなんですが」
つまりひとみの元旦那、か。
「離婚の原因までは聞いてませんよね?」
聞いたことがない。
一年前にひょっこりこの地元に帰ってきて、せいぜい会って話すのは週に1、2度。そこまでは聞いてなかった。
「私が原因なんです。悪いのは父なんですけど」
なんだか深い事情があるようだが、ここまで来たら聞かずにというわけにはいかないようだし、また麻由のほうも話したいようだ。
「この間、私の経験のことを聞いたでしょ?、、16のときだったんです」
それは意外だ。。
麻由なら経験がないかと思っていたくらいなので。
年の離れた男と付き合ってたのだろうか、、
「その相手が、、お父さんなんです」
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