「お久しぶりです、オーナー、、、今日は主人が妙なことお願いしちゃって、、
、」
麻由が少し照れながら再会の挨拶をする。
「とんでもない、大歓迎だよ。
ご主人、、しばらくです」
男は麻由をハグしながら私に視線を向ける。
「お久しぶり、、今日は無理を言いますが」
「なぁに、願ってもないことです。
『伝説のアスカちゃん、ワン・ナイト復活』ってね。
久しぶりに儲けさせてもらって感謝ですよ」
時刻は午後8時、、開店の時間だ。
同時に、、麻由が約一年ぶりに他の男に抱かれ、そして一年ぶりに私はそれを、、見るのだ。
「じゃあ、着替えてきます」
麻由が、用意した服に着替えるため外す。
「ねえ、、今日のはご主人の希望らしいけど、、奥さん、よく承知したね」
他人から見れば不思議に映るのかも知れない。
「寝取られ、ってやつ?そう俺に講釈したのはオーナーだろ」
なんだか、、会うのは二度目なのに旧知のようにさえ感じる。
「おお、、麻由ちゃん、意外だったよ、その衣装は」
麻由がセーラー服姿で現れる。
「恥ずかしいよ、、どこで手に入れたのよ、これ」
初めて麻由を抱いた、、いや犯した日のものを、この日のために手配した。
「まだまだ似合うよ、、もうすぐ23なのにな」
麻由はすねたように私から顔を背ける。
「しかし麻由ちゃん、、よくOKしたね」
オーナーが麻由の肩に手をやる。
「彼が望んだからね」
少し間を置き、麻由が続けた。
「普通の女の子はしないんだろね、きっと。
私の気持ちとか、誰にもわかってもらえなくていいよ。
私が、あの人の望むことをしてあげたい、というだけのことで、他の人には関係ない」
男は無言だが、、納得の表情を見せ、
「さ、、時間だけど心の準備はいい?」
優しく麻由を促す。
「よくないわよ、、そんなの」
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