それに、麻由は東京でいた間にも、結果貯金を増やしていた。
「家出して一か月くらいは何もしてなくて、、
持ってた40万ほどは半分を切ってたの。
さすがにまずいな、と思ってたらあの店の求人を見つけて、、、」
時給も相当よかったようだ。
あの最後の夜も日当プラスαで10万ほどくれたのだから。
それら麻由の貯金を合わせて出した店だった。
「マスター、、奥さんえらい美人だよね、、それに若いしさ、、
マスター、どう見ても40過ぎでしょ?犯罪だよ」
事実その通りで、、かつて私は妻を犯した男のひとりである。
結婚生活のなかで、、ふと湧いた疑問を麻由にぶつけたことがある、、
「麻由は、、性欲ってないの?」
思い返すと、麻由は私とのSEX以外のときは嫌な顔をしていて、感じてることを隠し切れずとも喜んでるシーンを見た記憶はない。
「なに言ってるの、、そんなの、、ないわけないよ」
意外な答えであった。
「当たり前だよ、私だって女です。ふつうにあるよ」
そう答える妻に、さらに追及してみた。
そう言う割には、パーティーでも、ハプバーでも嫌々だったと。
というか、、
嫌々なのはもちろん男の私にも解る。
私が聞いてみたかったのは、「快楽」に支配されたこと、支配されそうになったことはないのか、ということだ。
「そんなこと聞きたいんだ、、、別に構わないけど」
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