優湖と桃香は、ゲージの中で抱き合って、直ぐ前の作業台の上で、茉莉香が下腹部に刺青をされてあげる苦痛の声を聞くしかなかった。
朝方、彫り上がった刺青に、焼酎を吹き掛けられて、茉莉香が死ぬ直前のような悲鳴をあげた後、牧田はやっと二人の入っているゲージに近づいた。
「旦那は知ってるのか?」
牧田の問いに優湖は、
「もちろん知ってるわ。
直ぐに私とこの子をここから出しなさい!
貴方、捕まってしまうわよ!」
と捲し立てたが、牧田は薄ら笑いを浮かべて言った。
「俺が捕まるなら、貴女も同じだろう!
自分の娘を売るんだからな。」
優湖が何も反論出来ずにいると、牧田は作業台から完全に気を失っている茉莉香を引き擦り降ろし、優湖達の前に抱えてきた。
「ほら、お前から買った娘は、こうしてやったぞ。」
牧田に両脇から羽交い締めされて立たされた茉莉香の下腹部には、黒のインクで「奴隷」と下手な字が彫り込まれ、焼酎で洗われてはいたが、まだ出血が続いている上、下腹部全体が赤く晴れ上がり、見るも無惨な状態になっていた。
「まず、こいつを徹底的に責めてやるつもりだ。
それから奥さん、あんたの番だが、それまでも俺の性処理はしてもらおう。
こいつは虐めるには面白いが、痩せすぎてあまり抱き心地は良くなさそうだ。」
そう言いながら牧田は、片手を伸ばして、気を失ったままの、茉莉香の乳首や割れ目をまさぐる。
「奥さんって、本当に鬼畜だよな。
こんな年端もいかない娘を貸し出しして。
こいつは、乳首もビラもクリも、もうそこらの大人よりぐちゃぐちゃじゃないか。」
牧田が茉莉香の変形した乳首を摘まんで引っ張ると、茉莉香がうめき声を上げて、目を薄く開けた。
「おっ、お嬢ちゃん。目が覚めたかい?
よしよし、俺がどんな刺青を彫ってやったか、見せてやろう。」
茉莉香は、拷問れない部屋の壁に備え付けられた姿見の前に立たされた。
そこには、もう生きてはいないような女の子の姿があった。
下腹部の血にまみれた刺青もだが、痩せて皮膚に張りの無い身体、ただ細く骨のような手足、そして生気の無い顔..。
自分自身のそんな姿を見て、茉莉香は
「こんな身体で、新しい主の興味をいつまで私に向けることが出来るかしら..」
と思っていた。
私がダメになったら、妹が...。
妹のために、出来るだけ私が、主の責めを引き受けなくちゃ..。
その時、牧田が聞いた。
「おい、新しい刺青はどうなんだ?
刺青されて、どう思う?」
茉莉香は、とっさに答えた。
「私..、もうこんな身体にされちゃったんですね..。」
「そうだ、刺青されたんだぞ。
もう人並みの身体じゃないんだ!」
「悲しいです..。
もう、これからは、ご主人様から虐められるだけの運命なんですね..。」
牧田は単純に思った。
よしよし。良い感じじゃないか!
これは、ますます虐めたくなるな。
どうせ、闇に葬ることになるんだ。
せいぜい楽しませてもらおう!
「ご主人様..、お願いです..。」
初めて、茉莉香の方から牧田に話し掛けた。
「おっ、何だ?助けてくれ、放してくれ、とかなら聞かんぞ!」
「分かっています。
こんな身体にされたんだから、たとえ解放されても、もう普通の女の子みたいに、学校に行ったりおしゃれをしたり、なんて出来ないくらい..」
「良くわかってるじゃないか!
願い事を言ってみろ。」
「ありがとうございます。
あの女の子、妹なんだけど..、とっても良い子子なんです..。
だから、妹にしたいって思ったことも、全部私にしてください!
私、それで死んでも良いですから!」
血を吐くような、と言う台詞が似合っていた。
茉莉香の迫力に、牧田の方が退きそうだった。
「ああ..、あ、分かった。
そうしてやる。」
「ありがとうございます!
本当にありがとうございます。
そのお約束を守ってくださるのなら、ご主人様から責め殺されても本望です。」
茉莉香は、本当に涙を流していた。
気押しされた牧田は、話を別の方向に持って行こうとした。
「あのおばさんは、お前と妹の母親だろう?
母親に酷いことをするのは、かまわないのか?」
「継母です。
でも、妹には優しくしてくれました。」
「お前には、違ったみたいだな。」
「仕方ないです。私が可愛くない娘だから..」
話をすればするほど、牧田は茉莉香に対して、不思議な気持ちが膨らんでいった。
「こいつ、自分から俺に、責めていいよ、って言ってるみたいじゃないか?
しかし、この小娘が、そんなハードMとも思えんし..。」
茉莉香は与えられた水を飲むと、ありがとうございました、と礼を言うと、言われなくてもきちんと正座した。
「良い子なんだろうが、普通とは違っている。
いや、こんな風にあの継母がしてしまったんだろうな。
しかし、俺も虐めるためにこいつを買ったんだ。
こんな機会は一生にそう有るものじゃない。
楽しませてもらおう!」
牧田は、茉莉香、桃香、そして優湖の3人を、前から用意していた家畜小屋へと追い込んだ。
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