さらに1週間が経ち、表面は完全に普通にできるようになっていった。
その次の週には学生センターのテーブルに、佐藤がいても座れるまで回復していた。
その2週間のうちに、また一度だけ麻衣子を誘ったが、その日も俺は最後まで勃起できないままだった。
指に包まれ扱かれても、暖かい唇に包まれても、全く反応できなかった。
努力してもらえばもらうほど情けなくなり、頭を動かす麻衣子を自分から引き剥がした。
「大丈夫だよ」
「疲れてるだけだよ」
「気にしちゃダメだよ」
そんな風に慰めてくれる麻衣子には、本当の事は言えなかった。
一人になるたびに、自分で扱いているなんて言えるはずがなかった。
あの夜の麻衣子の表情を思い出しながらオナニーしているなど・・・あの時の声を思い出しながらオナニーしてるなんて、絶対に知られるわけにはいかない。
佐藤を求める声に、舌に貪りつく姿に・・・中出しされていた光景に勃起しているなど・・・俺が与えた事のない絶頂に 硬直させた体がビクッと跳ねる光景を思い出しながら射精しているなど・・・
オナニーの頻度は、日に日に増えていった。
原因は分かっていた。
あと数日で、また飲み会がある・・・
あの日と同じ状況になる・・・
そう考えただけで、何処にいても、たとえそれが講義の最中ですら勃起してしまっていた。
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