男は麻佑の「お父さん」と言う声に、ちょっと戸惑ったようだった。
「ああ、そうなる筈だったよね。」
「でも、今は麻佑ちゃんのお母さんの優しい夫じゃなくて、拷問をする鬼だよ。」
そうは言ったが、男はふらつく母に対して
「どうする?麻佑ちゃんがお前のおしっこを飲むと言ってるが?」
と声を掛けてくれた。
もちろん母は、激しく首を横に振った。
「麻佑ちゃん、何を言うの?娘にそんなことさせて、私が助かりたいと思うの!」
そう言った途端に、男は母の股縄をぐいっと持ち上げた。
母は「ひっ!」と悲鳴を上げると、爪先でやっと身体を支えた。
しかし、男がその逞しい力で、股縄をぐいぐいと持ち上げると、身体をぐらぐらさせて、
「やめて、痛いの!火傷してるあそこが...、嫌!ひーっ!」
と凄まじい悲鳴を上げた。
母の内股には、股間の皮膚が破れたらしく、鮮血が流れている。
ロウソクの火で炙られて出来た火傷の水泡が、荒縄で擦られて破れたのかもしれない。
あの時は、母の口には麻佑のショーツが押し込まれて、苦痛の悲鳴を塞いでいたが、今は母の苦痛の声を生で聞かされることとなった。
直接その身に苦痛を加えられなくても、そんな母の声を聞かされ、白い肌に流れる赤い血を見せられるだけで、中学生の女の子にとっては、耐えることが出来ない苦痛であった。
頬に涙をぼろぼろ流しながら、麻佑はまた男に、母を赦してと訴えた。
男は麻佑に「本当にお母さんのおしっこを飲めるかい?」と聞いてくれた。
麻佑は再度、「はい!飲みます。飲みますから、お母さんを助けて!」と強く訴えた。
男は、母の両手を引き伸ばして縛っている竹の棒の両端を天井から下がった太い鎖につなぎ、その棒ごと母の身体を床から引き上げた。
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