どれだけ眠ったのか分からない。
麻佑は、ハッとして目を覚ました。
ぐっすり眠ったせいか、思春期の若い身体には疲労感はない。
しかし、手首や膝などに残る縄の痕、割れ目の違和感など、昨夜男からされた痕跡ははっきり残っていた。
そうだ、お母さんは?
もう母はゲージにはいなかった。
慌てて部屋の中を見回したが、男の姿も、母の姿もない。
心配でたまらなかった。
男は麻佑に対しての責めは、手心と言うか情けを掛けてくれたけど、母に対しては鞭や針や炎を情け容赦なく使っている。
今頃、お母さんはすごく酷いことをされてるのではないか..。
大声を出して呼んでみようか..。
そう考えてる時に、ドアが開いて母と男が入ってきた。
母は後ろ手に縛られていたが、全裸ではなかった。
黒いゴムのパンティを穿かされていたが、そのパンティには股間からゴムの管などが下がっていた。
それともう一つ、母の身体には違和感があった。
お腹が、腹部が膨らんでいる!
妊娠?
いや、そんな筈ない。
一晩でお腹の赤ちゃんがこんなに大きくなるなんてありえない。
母も膨らんだ腹部が辛そうで、歩かされたら肩で息をしていた。
「麻佑ちゃん、起きたね。おはよう。」
男の声は楽しそうだった。
「今、お母さんのお腹に、水を注入してきたところだよ。」
「外の庭でしたんだけど、寒かったよ。
冷たい水をバケツに半分ほど入れたんだ。」
バケツに半分。4リットルくらい?
そんなに多くの水が、お母さんの同じに?
どこから、入れられたの?
どうやって?
男は自慢げに道具を見せながら、麻佑に教えた。
「まずこれがイルリガートル。上から吊り下げて、そこから重力で水を管で肛門に入れる。」
「お腹の中に溜まってきて、重力で入らなくなったら、今度はこっちのエネマシリンジというゴムの管の中間を膨らましてる道具で入れる。膨らましてる部分を握ると圧力に逆らって入っていくんだ。」
「イルリガートルはズーっと流れ込む感じだそうだが、エネマシリンジは握られる度に、お腹全体に響くそうだよ。」
「水を注入する前に、お母さんのお尻の穴にはバルーンストッパーを着けている。
空気を入れて、お尻の穴の内側で膨らましてるから、どんなに出したくてもだせないんだ。
おしっこを飲んだ時に使ったもののお尻用だよ。」
そう説明すると、男は麻佑の心配そうな表情を楽しみながら、さらにこう言った。
「優しい麻佑ちゃんは、そんなにいっぱいお腹に水を入れられて、お母さんは大丈夫だろうか?お腹が破れて死んじゃったりしないだろうか?って心配なんだよね?」
「普通の人なら無理だよ。それが、お母さんなら出来たんだ。」
母はその側で、言わないで欲しい..と言うかのように、顔を横に振っている。
「お母さんは、これまで何回も僕からこの拷問を受けて、少しづつ入る量を増やしていったからなんだ。」
これまで、何度も...?
じゃあ、お母さんは..、お父さんに拷問されるの、初めてじゃないの?
また麻佑の頭の中は混乱した。
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