私、やめて!って言っちゃった..。
これ、言っちゃだめなのに..。
どんなに痛くても、お父さんからされることを耐える筈だったのに...。
はっ、と気がついたら、男がまた麻佑の顔をじっと見つめている。
麻佑の顔が見る見るくしゃくしゃになった。
「ごめんなさいー!やめてなんて言っちゃってー!」
「うそですー!やめなくて良いですー!」
「私、我慢するからー!もうやめてなんか言わないからー!」
麻佑は大泣きしてしまった。
もちろん男の拷問が痛かったからではない。
耐えることが出来なかった自分が、悲しくて情けなくて、それが今まで張りつめていた気持ちの糸を切ってしまった。
泣き止もうと思うけど、一度泣き出したら、もう自分では止まらなかった。
ありがたいことに、そんな麻佑を男は怒るわけでもなく、慰めるわけでもなく、優しく見守ってくれた。
どれだけ泣いただろうか、やっと麻佑は号泣から啜り泣き程度に落ち着いた。
やっと、鼻水が出でた鼻をスンスン鳴らしながら、たどたどしく
「お父さん..、ごめんなさい..」
と謝った。
男はなんとも言えない、優しいような、困っているような、悲しいような、複雑な表情を浮かべていた。
けして怒ってる顔ではなかった。
チラッと床の母を見た。
母も、元から涙で汚れていた顔を、新たに出た涙で汚していた。
男は、そっと、優しく麻佑の乳首に挟まれた洗濯ハサミを外した。
「ごめんなさい..。
さっきの大きいの...、着けて...。
大丈夫だから...」
鼻を啜りながら、麻佑は男に言った。
「うんうん、あの大きい洗濯ハサミだね。
また後で、麻佑ちゃんの乳首が回復したら挟むからね。」
男はそう言って、麻佑の痛々しく赤く変形した乳首に、ヒヤッとするローション状の薬を塗った。
母がされたように、傷をさらに痛くするための刺激物ではなく、痛みを軽くする治療だった。
塗られた時は痛かったが、麻佑の乳首の痛みは徐々に落ち着き、軽くなった。
また優しくしてくれてる...。
麻佑はまた泣きたくなった。
乳首の治療をすると、男は言葉を改めて麻佑に聞いた。
「また割れ目を調べるよ。指で拡げたり、開いたりするからね。」
男の太い荒れた指で、粘膜の柔らかい割れ目の中を触られる...。
さっきもされたけど、痛かった。
でも今度は、さっきみたいにやめてなんか言わないから!
麻佑はそう思った。
男が麻佑の前に椅子を置くと、顔が吊られた麻佑の割れ目のすぐ前にくるように座った。
麻佑は男の指が自分の割れ目に触れるのを下ろすのではなく、痛みに耐えるために、真っ直ぐ前を向いた。
男の指が割れ目に触れた。
麻佑は真っ直ぐ前を見ながら、自分の割れ目に神経を集中した。
あれ..、感触が違う?
ちょっと冷たいし、ざらざらの痛みがない。
湿ってるみたいな..。
ちらっと下を見た。
男の手には、飴色のラテックスの手袋が嵌められていた。
その上、ローションが塗られている。
そのぬるぬるした指で、麻佑の割れ目は調べられた。
もちろん時々痛みはあった。
でも、先程ガサガサの指で触られたのと比べたら、クリームを塗られて剃毛された時の心地よさに近い。
膣口を見られるために左右のビラを広げられたり、クリトリスを捏ねられたりしたが、麻佑は痛みよりむしろ、性的な快感を感じてしまった。
男も今度は、そのつもりで弄っているようだ。
特にクリトリスを触る時は、無理やりごりごりと捏ねるのではなく、乳首を筆で刺激された時のように、触るか触らないかくらいの微妙な触れ方をされた。
片方の指で割れ目をぐいっと拡げられているのに、それもあまり痛くは感じなかった。
クリトリスを優しくくすぐられて、麻佑の息づかいは、荒く、いやらしくなった。
自分でも、ハアハアと息が乱れてるのが分かるがどうしようもない。
しかもそれが、時々「ああっ..、ああっ..」とため息と言うより喘ぎ声になってしまっている。
まだ麻佑の真正面には、男がさっき置いた姿見があった。
そこに、男の頭越しに麻佑の顔が写ってる。
眉をひそめ、困ったような、泣きそうな顔。
でも、とてもいやらしい顔が写っていた。
恥ずかしくてとても見れない。
その筈なのに、何故か麻佑はそのいやらしい自分の顔を見続けていた。
クリトリスが連続して刺激される。
「はあっ..」とため息と共に、鏡に写った麻佑の眉が困ったようにひそめられ、ますますいやらしくなる。
男から
「麻佑ちゃん、膣からぬるぬるが出てるじゃないか!」
と言われた時の麻佑の顔は、絶望!とでも言うようにしかめられ、続いてクリトリスの包皮を剥かれた時は、痴呆のように口をぽっかりあけて涎を垂れそうになっていた顔が、一瞬痛みでひきつった。
男が割れ目を弄りながら麻佑に聞いた。
「どう?痛いかい?」
麻佑は答えた。
「いえ..、痛くない..」
また、聞かれた。
「じゃあ、どんな感じがするの?」
しばらくして、麻佑は答えた。
「あの..」
「エッチだけど..、気持ちいいです...」
それからまた数秒して、自分が何を言ったのか気が付いて、麻佑はあわてて言った。
「ごめんなさい、気持ちくなってしまって...」
男は麻佑の割れ目を弄りながら微笑んだ。
麻佑の顔を見なくても、麻佑の割れ目の周辺、太股や下腹のビクンとする反応を見ていれば、麻佑が性的に反応してるのは十分分かっていた。
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