佐藤祥太は目の前にある異常で卑猥な光景を見ていた。
無意識に開いた口で熱い息を吐きながら、信じられないまま、それを見ていた。
ほんの少し前までクラスメートが授業を受けていた空間。
さっきまで大勢が話し、笑い、歩いていた場所。
そんなクラスの真ん中で、自分の席で立ち、スカートを捲っている森下麻衣子。
その股間には下着がなく、細い陰毛が見えている。
そして自分の右側に座る加藤の手が、自分の前で森下麻衣子の股間に伸びて前後に動いている。
加藤の手が動くたびに、クチャ・・・クチュ・・・と音が聞こえてくる。
森下麻衣子の左手は、スカートを握りしめて震えている。
右手で口を塞ぎ、体を震わせている。
その表情はとても苦しそうで、今にも崩れてしまいそうで、言い表せないほど艶やかだった。
ふと、中島直樹の視線に気づいた。
中島は自分の目の前で前後に動く加藤の腕の先、正面から自分に向けられていた。
中島直樹はニヤニヤと唇を歪ませ、楽しそうに、けれど強い視線で自分を見ていた。
佐藤祥太はその視線に煽られた気分になった。
良いのか?お前はしないのか?加藤だけにやらせるのか?したくないのか?
たまらない気分になり、何をすれば良いのか自分でもわからないまま、左手を森下麻衣子の尻に伸ばした。
罪悪感に似た感情に、なかなか触れる事ができなかった。
触わりたくて手を伸ばすのに、自分の中の何かが邪魔をした。
数センチが遠かった。
けれど、指先が柔かい肉に触れた瞬間、全てが消し飛び乱暴に貪った。
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