クチュッ・・・クチュッ・・・・クチュッ・・・クチュッ・・・・クチュッ・・・
殺風景な、男を感じさせる部屋の中に、音だけが響いている。
上半身だけ裸になり、黒いパイプのシングルベッドにペタンと座った麻衣子の乳房の上で、床に膝立ちになった直樹の頭が揺れている。
大きく舌を出して乳輪を覆うように上下に左右に頭を揺らして舐め、薄いピンク色の乳輪全体を口に含んでは 吸いながら頭を引く。
直樹の唇が離れるたびに、チュパッと音が鳴った。
舌先を尖らせては陥没した乳房と乳輪の境目をなぞり、頭だけが見えている乳首をチロチロと舐めた。
右の乳首を舐めている間は 手の平で包むように左の乳房を揉み、左の乳首に舌を移しては 下から持ち上げるように右の乳房の弾力を楽しみ、舐め続ける。
クチュッ・・・クチュッ・・・・・チュパッ・・・クチュッ・・・チュパッ・・・クチュッ・・・
麻衣子の乳首は陥没したまま固くなっていった。
人生で初めて体験する男の唇の刺激に、舌の感触に、人生で初めて性的な反応を返している。
そしてその光景を その目で見続けている。
まだ顔は赤いまま。
けれどその理由が恥ずかしさだけでは無くなってきている事を、麻衣子本人も気づいていない。
いつの間にか少し開いた唇にも、その唇から漏れる息が熱くなってきた事も、自分の体がピクッと震える振動が直樹の邪な感情を煽り続けている事にも気づかない。
乳輪が大きな唇に覆われていくのを見る麻衣子が小さく息を吸い、息を止めながらその瞬間を待つ気配を直樹は感じていた。
吸い込まれながら引かれて形を歪ませる乳房を見るたび、恥ずかしそうに小さく体を捩るのが面白くて、わざと見せつけるように大袈裟に動いた。
乳首の頭の上で小刻みに揺れる舌に 漏れそうな声を我慢する息の音が、直樹をさらにサディスティックな気分にさせていった。
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