近づいてくる『その日』に、麻衣子の興奮は高まり続けていった。
そして『その日』が近づくにつれ直樹に従順になっていった。
直樹が行為はエスカレートしたが、全てを受け入れた。
残り2日となった水曜日の朝、『オナニー』の最中に下着を着けないように言われて従い、それからの56時間以上をノーブラで、ノーパンで過ごした。
そして当日などは、直樹に何も言われていないのに彼氏を罵った。
「記念日なのに、どうして断ってくれないの?」
そう言いって怒る麻衣子の『記念日』の意味が違っている事を知っているのは直樹だけだった。
「まぁまぁ、、、」
ニヤニヤと笑いながらなだめる直樹は、【もうすぐだよ】と送信した。
「もぉっ!」
そう言いながら彼氏を睨む麻衣子は、【早く直樹のチンポを入れて】と返信した。
その怒りの『フリ』は当日の金曜日まで続いた。
怒るフリを続ける麻衣子に彼氏は視線を下ろし、「まぁまぁ、、、」と背中を直樹にさすってもらっていた。
「明日になったら、ちょっとは機嫌がなおってるかもよ?」
「そんな訳ないじゃない」
「・・・ホントにゴメン」
「ま、こんなに謝ってるんだしさ」
そう言いながら、直樹は彼氏の背中をさすりながら、右手で麻衣子の太ももをさすっていた。
「サイテー」
怒った声を作る麻衣子は、直樹の手の平の刺激に声を我慢している。
俯いた彼氏はそれに気づかず、2人に見送られながらアルバイトに向かった。
自分の背を見ている2人の会話など聞こえるはずもなかった。
「やっと入れてやるぞ」
「うん、もうガマンできないよ」
そんな風に話す2人は、彼氏が交差点を曲がるよりも早く歩き始めた。
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