【11日後 午後4時14分】
「ちょっとぉ~、、、」
「いいから、ほらっ早くっ」
恥ずかしそうに体を捩る麻衣子が、両手で自分を抱きしめるように胸を隠す。
不満そうな顔をしているが、直樹はニヤニヤと笑いながらその手を解いていく。
「やっぱ、ダメだって、、、ね?」
「いーから、いーから・・・ほら、手は横っ!」
直樹は余裕のある表情で、麻衣子の両手の手首を掴むと「気をつけ」の姿勢のように 麻衣子の両手を麻衣子の太ももに添わせる。
麻衣子は、また今日も直樹の家の中に来たのだ。遠慮などするはずがない。
そしてどんなに抵抗の言葉を並べていても、麻衣子が最後には折れてしまう事を、あの日から2週間・・・何度も経験していた。
「ちょっとぉ~、、、止めようよ~、、、」
鼻歌を歌い出しそうな表情の直樹の前に立つ麻衣子は、言葉では否定しているが、その両手は直樹にされたまま、体の両脇から動かない。
その視線は 自分の制服のボタンを外す直樹の指を見下ろしながら、その手を振り払う事すらせず、ただじっと受け入れている。
制服を脱がした直樹の手がリボンを解き、引き抜き、床に投げ捨てても動かない。
指がシャツのボタンに掛かり、一つずつ順番に外していっても、ボタンが全て外されシャツが両腕から抜かれていっても、じっと耐えている。
そして直樹の指が背後に回され、両側からブラのホックに掛かっても、身を捩る事すらしなかった。
「よ~し、ほらっ、ごたーいめーーん」
直樹の軽薄な声と同時に、ブラの肩紐が麻衣子の両肩から外された。
直樹の目の前に、上半身が裸になった麻衣子が完成する。
麻衣子さん顔は羞恥に、そしてまた始まる快楽の時間に赤くなっていた。
少し困ったような、恥ずかしそうな麻衣子の表情に快楽への期待が混ざっている事は、麻衣子よりも直樹の方が的確に認識していた。
直樹は半裸になった麻衣子を部屋の真ん中に立たせたまま、その潤みはじめた目を見つめながら体を屈め、見せつけるように唇を白い乳房に近づいていった。
その顔は邪悪な悪意にニヤけ、獲物が確実に自分のものになってきているのを確信していたが、麻衣子の意識は与えられようとしている快楽への期待に満ちて気づかない。
そして今日は初めての日とは違い、前回と前々回と同じように、立ったまま快楽に喘ぎはじめた。
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