一人で廊下を歩いていると、直樹が私を呼び止めた。
ただそれだけの事に、私は少し緊張しながら振り返った。
直樹は、悠人がいつもつるんでいる3人のうちの1人。
そして3人のうちで、1番強く私を見つめる男。
「バイトが無くなったから、今日もいつも通りだ」
直樹は、悠人からそう伝えてくれと頼まれたと言った。
その視線は、今までのどれよりも熱く感じた。
緊張と興奮が伝わってきた。
そんなはずはない。
・・・とは言わなかった。
悠人はついさっき、バイトに遅れそうだと走っていった。
・・・そう思ったが、口にはださなかった。
あんなにやりたがってる『お気に入りの行為』。
人に伝言なんか頼まないで、自分で携帯で連絡してくるだろう。
そう思いながら、私は「わかった」と答えた。
一瞬で顔が熱くなった。
息が荒くなるのを抑えるのに必死だった。
私は立ったまま私を見つめる直樹の視線を感じながら、実験棟に続く廊下を進んだ。
階段を登り廊下を進むと、いつもの白い扉が見えてくる。
頭がクラクラする。
怖い。
・・・股間が疼く。
教室に入ると、少し迷ったがいつものように教台に向かった。
真っ黒い板の上に、真っ赤なアイマスクが置かれていた。
私は教台の上に登ってアイマスクを手に取った。
ゾクゾクした。
自分に何をされるかを理解しているのに逃げなかった。
下着を脱ぎ、アイマスクをつけた。
まだ知らぬ形を想像して股間が疼いた。
足をM字に開き、教台に横たわった。
教室に入ってくるのが1人じゃないと想像しながら愛液を垂らした。
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