歌姫のステージが始まった。
祥子も歌姫の姿に感動していた。
「早いねー。次の曲が最後だよー」
会場内からえーという声が飛び交う。
「最後はね。この子とコラボするよ...」
「RINちゃーん」
赤い花魁ドレスのRINが現れると歓声が沸きだった。
「ちょっと、ちょっと待って。何?RINちゃん推しなの?」
「すみません。宜しくお願いします」
「RINちゃん、聞いてないぞ」
「はい」
会場内から笑いの声がする。
「じゃあいこうか。ラストはこの曲」
曲がかかるとRINの雰囲気も変わった。
RINは完璧にコピーしている。
この頃は...
歌姫から始まって、RINにスイッチする。
お尻を観客に向かってセクシーに振る。
ダンスもピッタリだ。
『えっ』
歌姫も驚いている。
再び歌姫とスイッチ。
RINを見ながら歌ってる。
RINも歌姫を見てダンスする。
歌姫は高温の難しいとこをRINに任せた。
『うんうん。この子最高』
2人は2人の世界に入った。
他のアーティストや、観客もテレビの前の視聴者も魅了された。
いつの間にか終わった。
「最高だねー」
歌姫が歓喜してRINとハグした。
「あ...ありがとうございました」
拍手が鳴り止まない。
「イヤイヤイヤ。素晴らしいね」
三井と堀田がステージに現れた。
「まずは歌姫、お疲れ様でした」
「何?RINちゃん最高なんだけど。ねー、みんなー」
歓声が上がる。
「あのね。軽く打ち合わせしただけなんだよ」
「それは、歌姫入りが...」
「マイペースだから」
「RINちゃんはどうだった?」
「はい。歌姫さんと共演できて嬉しかったです」
「あら?歌わない時はおとなしいのね。またコラボしよう」
「はい。お願いします」
歌姫に深くお辞儀をした。
「ちょ..ちょっとRINちゃん。丸見え」
会場内から笑われる。
「す..すみません」
「えっ。みんなも見えた?」
ずっと笑い声が飛び交う。
「RINちゃん、ごちそうさま」
「いえ」
「アーティストの皆さん、ステージへ」
三井が話題を変えるとアーティストが集まった。
エンディングが流れる。
「さて皆さん、新春歌謡祭はいかがでしたか」
堀田がアーティストにマイクを向けていく。
RINは無言で観客に深くお辞儀をした。
当然カメラも撮っている。
テレビ画面にはRINの両乳首が映し出されていた。
10秒ほどの時間、テレビの前で肉棒を擦る男達から白い体液も飛び交った。
放送が終了した。
あっという間にSNSで拡散されていく。
みんなに挨拶するとRINのステージに向かった。
「みんなー。ありがとう」
歓声と地響きがする。
男性アーティスト達はシャワー室に向かった。
RINが急いで上がったので、シャワー室に行ったと思っていた。
その時RINは...。
「ありがとう。よろしくね」
アンケート用紙を回収し、握手しながらお辞儀をして見送っていた。
観客達は最後にRINの胸を見て帰っていく。
『RINとマ○コできるのか』
『早くヤリテー』
観客達の想いは一緒だった。
最後の客を見送った。
「RINちゃん、お疲れ」
内田が労う。
「RINちゃん、打ち上げは欠席で良いかな」
浜崎が来た。
「すみません。明日、学校なので」
「うん。またよろしくね。男性アーティスト達、シャワー室周辺で待ってるんだよ。打ち上げ始まってるのに...。帰ったと言っておくよ」
「ありがとうございます」
「シャワーは楽屋の使いな」
「はい」
「じゃあ、内田さん、前田さん、坪井さん、ありがとうございました」
「いやいや。こちらこそ、ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします」
「また呼ぶから。じゃあ失礼するよ」
浜崎に礼して見送った。
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