祥子は切符を購入して改札を入った。
先程停車していた電車の姿は消えていた。
時刻表で確認すると、30分に1本しか動いていないローカル線だった。
『3両編成だしね。仕方ないか』
ホーム中央にあるガラス張りの待合室に入る祥子。
エアコンが効いていて、その寒さに肥大された乳首も更に大きくなっていく。
スマホの呼び出し音が鳴った。
校長からだった。
「祥子ちゃん、まだ駅なの?」
「まだ駅です。電車の本数が少なくて」
「そうか。Kホテルに戻れない?前田さんの推しが強くてね。これから来るそうなんだ」
「校長先生、神社じゃないのですか?」
「私はホテルだよ。もしかして神社向かってるの?」
「はい。今朝いなかったので」
「絢子ちゃんがいたからね。金子さんが出勤されたから神社まで送らせた」
祥子は嫉妬した。この合宿中、金子に貸し出しされていたからだ。
「そうですか。すぐに戻ります」
「タクシー使いなさい」
「はい」
駅職員に謝り改札を出ると北口へ向かった。
タクシー乗り場はタクシーを待つ人達が列を作っていた。
前田と林の姿も見えた。
『あの人達と一緒に乗る?加藤さん出るかな?』
加藤に電話した。
「もしもし。祥子ですが加藤さんですか?」
「祥子ちゃん、久しぶり。どうした?」
加藤は金子から干されていた。祥子のウェアを独占されたからだった。
「駅にいるのですがタクシー待ちが多くて、加藤さん来れないかなって」
「駅なの?すぐに行くよ。ってか向かってる」
「ありがとう」
「タクシー乗り場はまずいから...」
待ち合わせのコンビニの場所を知らせた。
祥子はコンビニに着くと加藤のタクシーを店内で待つことにした。
成人向け雑誌の前に立って駐車場を見ると、外は灰皿が置いてあり喫煙してる男と目が合った。
視線を下に落とすと投稿系の雑誌があり、手を伸ばした。
パラパラページを捲るとマ○コが濡れてくる。
『いっぱいいるのね』
タクシーが駐車場に入ってきた。
雑誌を戻し、お茶を取るとレジに並んだ。
レジにお茶を置くと男性店員が震えた声で金額を伝えた。
祥子の胸が露になっていた。
店内では衿元を押さえていなかった。
支払いを済ませると、タクシーに乗り込んだ。
「ホテルまで」
「祥子ちゃん凄いな。そんな格好で駅にいたの?」
「浴衣しかないから」
「まだ昼前だぞ。コンビニからおっぱい出して来るとは思わなかった」
「はい、お茶どうぞ」
駅でスカウトされたことを伝えた。
「へー。祥子ちゃん可愛いし、スタイルも良いからな。モデルさんかな?」
「モデル?」
「決まったら教えてよ」
「はい」
「着いたよ。お代はいらないから」
「えっ?ダメですよ」
「代わりに地元帰る前にやらせてよ」
「いつでも部屋着てください」
「金子さんに嫌われちゃったからな」
「何かしたの?」
「イヤ。してない。夜出て来れる?」
「わからないけど、一応電話ください」
「じゃあ、また後で。決まると良いね」
タクシーは帰って行った。
~スカウトされた祥子~
に続きます。
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