晴天でポカポカ陽気で体育祭日和だ。
グラウンドは新校舎と体育館の横にある。
グラウンドの奥にテントが設営されている。
中央が本部になっていて、右が来賓用、左がPTA用。
来賓用テントの横に小さな幕付き救護テント。
入場口は本部の正面で、新校舎と体育館の間となり校庭が待機場所になる。
退場口は左右にある。
生徒達は入場口から左右の退場口の間が席となる。
応援席は左右の退場口からテントの間に席を用意してある他、生徒達の後方で立ち見も可能だ。
それぞれの学年のクラスがチームとなる。
1組が赤
2組が白
3組が黄色
4組が青
5組が緑
祥子は黄色のハチマキを頭に巻く。
祥子の出場競技は午前の1年大縄飛び、学年別100メートル走、クラス対抗リレー予選、騎馬戦予選。
午後の1年障害物競争、予選通過のみクラス対抗リレー決勝、騎馬戦決勝になる。
クラス対抗リレーはクラスごとに6名選ばれる。
学年別に2位までが予選通過となり、決勝は6チーム。
騎馬戦はクラスごとに10騎馬。学年別予選で50騎馬が争い10騎馬が予選通過となり、決勝は30騎馬で行われる。
「分かってはいると思うが黄色は負けられない」
田中が張り切っている。
「騎馬戦は特に盛り上がる競技だ。当然祥子を狙ってくるだろう。絶対守り抜けよ」
みんなの気合いが入った。
『決勝残っても女の私が上級生男子に勝てる訳ないじゃん』
怒鳴りあったりして少しビビってるとこがあった。
しかし、学年練習では負けてなかった。
教室内で円陣を組んで向かった。
1学年から順次入場していく。
祥子は3組の先頭を歩く。
祥子が入場すると歓声が大きくなった。
『えっ。こんなにいるの?』
白いシャツから乳首を浮き出させ、胸もプルプル揺れながら行進している。
良く見れば、マンスジも左右に捩れながら歩いてるのが分かるだろう。
ほとんどがOBなのだが、祥子の噂を聞いて集まっていた。
生徒の父親も観戦しに来てるが、祥子の父の姿は無い。
事前に観戦するかアンケートをした。
来ると返答した家庭には、女子生徒がいるので衣服が乱れる可能性があると断っておき1人限定にさせた。
毎年見に来る親は少ないが念を入れた。
その結果、観戦する親は数十人の父親しかいなくなった。
この父親達も息子に祥子のことを聞いていて期待していた。
手伝いはPTAの仕事だが、OBに手伝ってもらうことにして、女性の入場を少なくしていった。
テント内の来賓客とPTAの女性には金子が対応し許可が出た。
来賓客の中の立場のある者には、事前に祥子を貸し出しさせておいた。
他校も体育祭を開催しており、見に来る者はいない。
祥子の並ぶ目の前は応援席だ。
初めて見る男達から「祥子頑張れ」と声援が飛び交う。
祥子も笑顔になっていくが、男達は乳首とマンスジしか見ていない。
写真も撮られていく。
動画含め撮影許可が出されていた。
祥子の名前が呼ばれ朝礼台に上がるとラジオ体操が始まった。
徐々に食い込んでいくブルマ。
後方の来賓やPTA達は、祥子の大きくはみ出したお尻と、太ももに書かれた性処理奴隷を見て楽しそうだ。
テント内の女性も笑っていた。
体操が終わり戻ると、歓声が大きくなった。
コンモリした恥丘に伸びてるマンスジが、よりクッキリ映し出されたからだ。
生徒会長の宣言が終わると、退場口へ小走りする。
小刻みに胸を揺らし走っていく。
退場口を出ると、1学年はそのまま校庭まで走る。
すぐに大縄飛びが始まるからだ。
「祥子ちゃん」
女性の声がした。
立ち止まって振り返ると赤木の姿があった。
「見に来たよー。頑張って」
『本当にあの格好なんだ』
周囲の男達は祥子の乳首とマンスジを近くで見れて喜んでいるようだ。
「乳首出かくね?」
「揉みてえな」
「あれマンスジじゃなくて、もうマ〇コだろ」
「ありがとう。頑張るー」
走っていった。
「すみません。あの子のお知り合いですか?お姉さんですか?」
赤木が周囲の男達から声を掛けられた。
「やだ、違いますよ」
「仲良さそうだったので」
「祥子ちゃん、うちの店から体操着と制服を買ってくれたのよ。祥子ちゃんのスカートは私が仕立てたんだよ。見る機会あったら見て。チョー可愛いから」
「今度紹介してください」
「無理よ。見て、警備員がいつも守ってるのよ」
「見るだけか。まあ良いや」
「お姉さん、しない?」
「直球だね。私も警備員付きよ。ほら後ろ。校長先生に守られてるのよ。変態多いから警備員付けるって」
「変態ですみません」
「祥子ちゃん、応援してあげて。女子1人だから」
「でも、みんな応援凄いですよ」
「確かに」
『祥子ちゃん、どこまでやっちゃうの?心配だよ。変態しかいないじゃん』
大縄飛びの案内が放送された。
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