次の日、また同じ電車に乗りました。
昨日の痴漢を、私はたまたまだと思おうとしていました。
昨日は運が悪かっただけ。
ずっと使ってきた電車だし、痴漢に合ったのは初めて。
だから同じ時間の同じ車両に乗り込みました。
何も起きない。
絶対に大丈夫。
そう何度も心の中で言っていると、つんっとお尻に何かが当たりました。
咄嗟に、それが手だと思いました。
それも、昨日と同じ男の手。
昨日と同じくらいの高さ、昨日と同じくらいの強さ。
怖くて全身が固まりました。
カバンを両手で抱きしめ、男の手に集中しました。
つんっ・・・・つん、つんっ・・・・・・つんっ・・・・
手は、私が俯いたまま動かないのを確かめると、すぐにお尻に密着してきました。
昨日は指だけだったのに、今日はいきなり 大きな手がお尻を包んできました。
指を広げた大きな手が お尻を撫でていきます。
昨日より露骨な動きでした。
それが電車に乗った直後から駅に着くまで、40分以上も続きました。
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