父に促される儘とは言え、ここまで間近で眼にするのは初めてであった。
少女も幼い頃、何度か父と一緒に入浴したことがある。
それは何か、と尋ねたことがあった。
幼い少女には、そして母にも存在しない、父の股間にぶら下がった何か。
大人になったら、、母は乳房のことをそう言っていたが、これも同じなのだろうか。
乳房は赤ん坊に乳を与える為にあるが、これは何の為にあるのだろう。
苦笑いしながら、答えた父。
大人になれば分かる、と。
奇しくも真の意味で分からせてくれたのが、父自身になるとは皮肉な話ではあったが。
今、眼前に在る眼の無い蛇。
昨夜、猛った蛇は少女を貫いていた。
その蛇が眼の前、その体温すら感じられそうな位置で眠っている。
この蛇を覚醒させなければならない。
貫いてもらう為に、だ。
どうやって?
触ってみよう。
恐る恐る指先で蛇に触れる少女。
温かい。
少女は指先で摘まんでみる。
ぐにゃりとした骨の無い蛇。
骨も無いのに、あれ程迄に猛るのか。
少し不思議な気がした。
覚醒を促す為には何をすれば良いのか。
触ったくらいでは足りないのだ。
昨夜、そして先刻まで少女の躯に加えられていた愛撫。
あれは気持ちいい。
唇と舌により加えられた愛撫は快い。
ならば、試してみよう。
前髪、邪魔だな・・。
結わえておけば良かった・・。
そっと唇で触れてみた。
何箇所かに触れてみた。
先端の瘤のような部分。
蛇だとしたら頭なのだろうか。
その下に続く竿のような部分。
ここは胴体なんだろうな。
付け根の部分の下には袋状のモノがある。
これは知っている。
保健体育の授業で習った。
睾丸だ。
ぴくり
僅かに反応があったような気がする。
よし、もう一度。
最初から順を追って試す。
やはり反応はある、が、しかし目的を達することは出来なかった。
舐めてみよう。
頭から。
胴体を。
睾丸も。
ぴちゃ・・ぺちょ・・ぬちゅ・・
あははは・・・。
ヨダレでベトベトだ。
だが、反応は悪くない。
明らかに熱くなっている。
ピクピクしている時もある。
よし、もう一度。
最初から順を追って試してみようかな。
あ、そう言えば・・。
こうやってするエッチなこと・・。
何て言ったかな・・。
馬鹿な男子の猥談を耳にした時だ。
ホント、男子ってイヤらしい。
下品だしサイテーだ。
でも・・。
こんなことしてる・・あたしの方が、ずっとイヤらしい。
ずっと・・下品でサイテーだ・・。
あたし・・男子の猥談、、ドキドキしながら聞き耳立ててたし・・。
そうそう、思い出した思い出した。
ふぇらちお、だ。
縦笛を咥えながら、そんなこと言ってた。
こんな感じ・・かな。
お?
ぉおォお?
をぉオぉをを?
凄い凄い!
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