用心していたつもりであった。
だが、結果としては『つもり』に過ぎなかったのだ。
標準的に考えても決して少女が『不用心』であったわけでも、劣情を惹起するような服装をしていたわけでもない。
寝入り端であった。
痛み止めのクスリによる軽い酩酊。
生理中ということもあり、処置に手間取らないような、、言い換えれば、着脱のし易い服装をしていた。
全ては巡り合わせの問題であった。
運が悪かったのだ。
恐怖のあまり躯が竦む。
コダマを襲う過酷な運命は、しかし前回の再現では済まなかった。
前回以上の悪夢に他ならなかった。
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