いつの間にか躯に覆い被さっている男から力が抜けていることにコダマは気付く。
慎重に身体を起こすが男の反応は無い。
・・眠って・・いる・・?
ぬぷ・・。
躯を動かしているうちに萎えたペニスが少女の性器から抜けた。
「!」
抜ける迄、抜ける間、抜けた後、下腹部の芯の形状に合わせて痛みが残る。
鈍痛を堪らえながら上半身を起こすと、少女はいつの間にか全裸にされていたことに気付く。
どろり
躯の動きにつれ、膣の最深部から粘りのある液体が溢れて流れ落ちる。
泣きたかった。
その場に伏して泣き崩れたかった。
だが、泣いている暇はない。
早く、一刻も早く処置しなければ。
今からでも間に合うのだろうか。
手遅れなのかもしれない。
だが、しないではいられない。
立ち上がった少女は、そこら中が痛む躯を引き摺るようにして浴室に向かう。
胎内から溢れ出す粘液を床に零さぬよう、やや脚を開き気味にした股間を手で覆い、不様な姿を晒す惨めさ。
照明を灯し、浴室に立つコダマ。
その股間から太腿、膝、ふくらはぎ、踝に至る肌は眼を覆わんばかりの状態となっていた。
左右の脚に何条かに分かれて流れ伝う白濁した粘液。
粘液に混じる紅の鮮血。
少女は湯船から風呂桶で残り湯を掬っては下腹部に掛け流すが、一向に粘液の流出が止まる気配がない。
・・しょうがない・・。
洗い場にある低い椅子に腰を下ろし、最大限に脚を開くとドロリとばかりに粘る液体が溢れ出した。
意を決したコダマは、恐る恐る指を膣に挿入する。
胎内に滞留する粘液を指で掻き出そうというのだ。
僅か数時間前までは、少女にとって不可侵な聖域であった部分が、今となっては穢され、洗浄の憂き目に遭っているその皮肉。
「うっく・・・・。」
ここに来てコダマは初めて嗚咽を漏らす。
惨めであった。
屈辱であった。
ボロボロと涙を流しながら、それでも手を停めるわけにはいかない。
シャワーの水流を最大にし、広げた股間に水流を当てながら挿入した指で膣を掻き回す姿。
少女の洗浄行為は小一時間ほど続いた。
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