こんな妄想を読んで頂きありがとう御座います
「今度、坂本さんちに行って夕飯作ります」
またまた、唐突なことを言って驚かした。
黙って顔を見つめていると
「私、おとうさんを知らないんです。
なんでも、私が生まれる前におとうさんと別れて
私をシングルマザーで育ててくれたんです。
おかあさんも、あまりお父さんのこと話してくれないし
だから、おとうさんってどんなものかなって・・・
ついつい、坂本さんに甘えてしまって、ごめんなさい」
私は何も言えず、ただ彼女の顔をみつめることしかできなかった。
「そうか、・・・・
いいよ、いつでもいらっしゃい。
こんな私でよかったら君の父親の代わりになってあげよう。」
そう言うと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
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