「そ、そんな…」
亜希の弱々しい抗議は、むしろ香織の攻撃性を刺激するものだった。そのまま亜希の浴衣を荒っぽく掴み、左肩をはだけさせる。桃色の可愛らしいブラジャーを半分露出させ、俯いた亜希に対して、香織は更に追い討ちをかける。下級生に命じて、浴衣を剥ぎ取りにかからせたのだ。
集団というのは、その場の逆らえない雰囲気を加速させる。帯がほどかれ、亜希が上下揃いのピンクの下着姿になるのに時間はかからなかった。
「もったいぶってた割には普通の下着ね。」
「いるよね~、ああいうお高くとまった子。」
周囲の無遠慮な侮辱の声と刺すような香織の視線にますます亜希は萎縮する。
「じゃあ、規則に従ってもらおうかしら?」
すでにホックは外されてブラジャーは本来の胸を支える役割を果たしてはいない。亜希の整った胸の形がはっきりとわかる。混乱する亜希に周囲は容赦がない。
「亜希ちゃん、ブラはDの65で~す!結構巨乳~」
浴衣を剥ぎ取った女子の1人が公表すると、その声を合図に数本の手がその形の良い胸に伸びる。
「アタシよりデカいのに垂れてないし!」
「アンタはカレシに揉まれ過ぎだから」
「この子、乳首勃ってんだけど、マジありえないし」
ほとんど他人に見られたことのない胸をこれだけの人数の前で晒し、弄ばれている。この奇妙な状況に彼女の理解は追いつかない。だから胸を揉まれ、弄られる中で、はずみで本能から来る声が出た事も彼女にとっては理解のできない事だったのだ。それが、更なる恥辱をもたらす事を彼女はまだ知らない。
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